不織布の特性を徹底検証!燃やす、書く、水をかけるとどうなる?

最終更新日: 2025年4月3日 by 梅子

不織布の特性を徹底検証!燃やす、書く、水をかけるとどうなる?

不織布は日常生活でさまざまな用途に使われていますが、その特性を詳しくご存知でしょうか?
この記事では、不織布を燃やしたり、文字を書いたり、水をかけたりといった実験を通じて、その特性を探ります。
不織布についてもっと深く理解し、身近に感じていただけると幸いです。

不織布を燃やすとどうなりますか?

不織布は基本的に可燃性素材ですので、燃焼します。
燃焼の様子はその素材によって異なりますが、ラッピングの森で使用している不織布は主にポリプロピレン製です。
今回はポリプロピレン不織布を実際に燃焼してみましたので、動画でご覧ください。

不織布を燃やした結果は?

灰皿の上でポリプロピレン不織布を手に持って燃やしてみたところ、火がみるみる広がり、手で持ち続けることができずに灰皿に置きました。
この実験から、ポリプロピレン不織布は火に溶けることが確認できました。

溶ける性質を活かした「超音波ミシン」

不織布の「溶ける」性質を活かして、ラッピングの森では超音波ミシンで製造された製品を取り扱っています。
この製法は「溶着」と呼ばれ、不織布が溶けてくっつくことを意味します。

超音波ミシンは、糸の代わりに超音波の振動を利用して不織布を溶かして結合させるミシンです。
超音波で熱を発生させ、不織布が溶けると同時に圧力を加えて瞬時に結合します。
従来のミシンとは異なり、糸を使用しないため、針や不純物の混入を防ぎ、環境にも優しい製法です。

糸のない超音波ミシンによる、溶着

✏ 不織布に文字は書けますか?

「不織布に油性ペンやボールペンで文字を書けますか?」というご質問をよくいただきます。
実際に当店で取り扱うポリエステル不織布/ポリプロピレン不織布それぞれに、複数の筆記具で試してみました。

結果としては、油性ペンであれば問題なく書けるものが多く、クレヨンや色鉛筆もぬりえ用途には十分活用できます。

ただし、素材によって発色や書きやすさに違いがあるため、用途に応じた選び方が大切です。

🧪 詳しい実験結果や、書けるおすすめペン・ぬりえ商品などの活用法は、以下の記事にまとめています👇

👉 不織布に書けるペンは?実験比較&おすすめ商品ガイドを見る

不織布に水をかけるとどうなりますか?

例えば、紙袋は雨天での持ち歩きには適しておらず、百貨店などでは水濡れ防止にポリ袋を付けてもらえますね。
不織布と言うと不織布バッグを思い浮かべる方が多いと思いますが、雨の日に不織布バッグは持ち歩きに適しているのでしょうか?
実際に水に濡らしてみました。

ポリプロピレン不織布を水に濡らしたらどうなる?

画像ではこんな感じです。

布と聞くと水分を吸うイメージがありますが、不織布は水分をあまり吸わず、ちょっと弾いているような感じです。

紙のようにぼろぼろになったり、へたったりしないので、多少の雨が降る日でも、あまり心配なく持ち歩けます。
雨に強い不織布は、梅雨時期の持ち帰り用バッグにもぜひお使いいただければと思います。

印刷した不織布を水に濡らすとどうなる?

不織布は多少の水ではもろくならないことがわかりました。
それでは、印刷した不織布を水に濡らすとどうなるのでしょうか?
ポリプロピレン不織布にシルク印刷を施したものに、水を垂らしてみました。

印刷入りのポリプロピレン不織布を水に濡らすと…?

インク部分には何の変化もありませんね。
実際、雨が降っている日に使っても“にじむ”ことはありません。

ただし、長くご使用いただくと、経年劣化によるインクのはがれなどが生じることがあります。
また、写真でお分かりの通り、短時間であれば水を弾くので、雨の日もそれほど心配なくご使用いただけます。

ただし、撥水効果があるわけではないので、その点はご了承ください。

印刷入りのポリエステル不織布を水に濡らすと…?

さて次に、高温転写専用のポリエステル不織布バッグに水を垂らしてみました。
水がバッグにすーっと浸透していきますが、印刷には変化がありません。

裏移りなどもなく、水に濡れてもインクが“にじむ”ことはありません。

ただし、水が浸透してしまうため、雨の日は中のものが心配です。

とはいえ、実際にこれほど大量の水にさらされることはほとんどありませんが、注意が必要です。
ただし、不織布自体がもろくなってバッグが崩壊することはなさそうです。

不織布を水に濡らしてみた結果は?

ポリエステル不織布とポリプロピレン不織布

不織布は水分をあまり吸わず、紙のようにぼろぼろにはなりません。雨の日でも持ち歩けます。

印刷したポリプロピレン不織布

ポリプロピレン不織布にシルク印刷を施したものに水を垂らしても、インクがにじむことはありません。ただし、撥水効果はないので、長時間の雨には注意が必要です。

高温転写専用ポリエステル不織布バッグ

水が浸透しますが、印刷部分に影響はありません。雨の日には中身が濡れる可能性があるので、注意が必要です。不織布自体がもろくなることはありません。

不織布に通気性はありますか?

不織布はマスクやふきん、ティーパックのほか、紙おむつ、ガーゼ、空調フィルターなどにも使われている素材です。
「通気性がよいこと」は不織布の特徴のひとつです。そのため、洋服カバーや不織布平袋にも活用されています。

洋服や衣類小物などのアパレルアイテムを入れるのにぴったりの素材です。
空気は通しますが、ホコリはしっかりシャットアウトします。
また、通気性が良いので湿気もこもりません。
(保管場所自体の湿度には注意が必要です。)

洋服カバーシリーズ

通気性の良い不織布を使用した洋服カバーシリーズ。ファスナー付きで便利に利用できる洋服カバーから、安心の国産の洋服カバーまで幅広く品ぞろえしています。

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まとめ

ここまで、不織布の特性を燃焼、筆記、水濡れの実験を通じて確認してきました。
燃焼実験では、不織布は燃やすと溶けるため、超音波ミシンでの溶着に適しているということがわかりました。
また不織布は筆記可能ですが、ポリエステル不織布のようにエンボスの薄いものが適していそうです。
水に対しては短時間であれば弾き、印刷もにじみませんが、長時間の雨や豪雨には注意が必要です。
不織布は通気性が良く、衣類カバーやアパレルアイテムの収納に最適です。
不織布の特性を理解し、ぜひ日常生活やビジネスで効果的に活用してください。

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