最終更新日: 2024年7月10日 by 梅子
不織布バッグの仕入れを任されたけど、どう選んでいいのかわからない…。コスト削減やプロモーションのことも考えないといけないので、とても大変…。
そんな方は多いのではないでしょうか?
本ガイドでは、不織布バッグの基本情報から種類や選び方、コスト削減のコツまで、分かりやすくお伝えします。
また、安く仕入れる方法や印刷方法、マーケティングでの活用法も具体的な事例を交えてご紹介します。
環境に優しい選択肢や品質管理の方法、保管・管理のコツもカバーしています。
このガイドを活用して、ぴったりの不織布バッグを見つけてください。
目次
不織布バッグ仕入れの際に知っておきたい基本情報
不織布バッグとは?
不織布バッグは、不織布製のバッグです。
不織布とは、織り目のない繊維のこと。
この素材は、繊維を熱や化学薬品で結合させて製造されるため、軽量でありながら強度が高く、耐久性があります。
不織布についてはこちらでもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
不織布バッグのメリットとは?
不織布バッグには多くのメリットがあります。
以下にその主なメリットをまとめました。
■軽量で持ち運びが簡単
不織布バッグは非常に軽いため、持ち運びやすく、持ち手部分も丈夫です。
日常使いからイベント用まで幅広く利用できます。
■耐久性が高い:
不織布の強度と耐久性により、繰り返し使用することが可能です。
雨が降っても紙袋のように劣化することはありません。
そのため長期間にわたって使用でき、コストパフォーマンスも優れています。
■多用途性
不織布素材は加工しやすい素材です。
そのため不織布製のバッグには様々な形状やサイズがあり、プロモーションバッグ、エコバッグ、保冷バッグなど、多くの用途に対応できます。
用途に応じた最適なバッグを選ぶことができます。
■カスタマイズが容易
不織布素材は印刷性が高く、後入れ印刷により小ロットでもオリジナルデザインを簡単に施すことができます。
そのため、ブランドロゴやメッセージを効果的にアピールできます。
■環境に優しい
不織布素材はリサイクル可能な素材で、使い捨てプラスチックバッグの代替として注目されています。
環境に配慮した製品として、エコ意識の高い消費者にも支持されています。
不織布バッグのデメリットとは?
もちろん不織布バッグにはデメリットもあります。
以下にその主なデメリットをまとめました。
- 透水性がある: 不織布バッグは雨や液体に対しては紙袋よりも優れていますが、完全防水ではないため、完全に防水性能を求める場合には適していません。
- 見た目の高級感が劣る: 綿生地などのファブリック製のバッグと比較すると、不織布バッグは見た目の高級感に欠ける場合があります。
高級感を重視する場合は、別の素材を選びましょう。 - 生地の劣化が発生する場合がある: 長期間使用すると、生地に劣化が発生することがあります。
これは、不織布が紫外線に弱いという性質のためです。
また、織生地と違って不織布は繊維をからめているだけですので、長期間の使用により生地が毛羽立つ(けばだつ)場合があります。
不織布バッグの一般的な用途とは?
不織布バッグは、さまざまな用途に使用されています。
以下に一般的な用途の一部をご紹介します。
■ショッピングバッグ:
エコバッグとして、日常の買い物に利用されます。
特にアパレルショップでの洋服の持ち帰りに多く利用されており、軽量で丈夫なため、頻繁な使用にも耐えられます。
■プロモーションバッグ
企業やブランドが広告やノベルティとして配布します。
不織布バッグは、布製バッグよりも比較的安価に手に入れられるため、コストパフォーマンスに優れています。また、耐久性が高く後利用される確率も高いため、長期的にブランドロゴやメッセージを効果的にアピールできます。
■イベントバッグ
展示会やセミナー、イベントでの配布物を入れるバッグとして利用されます。
参加者に便利で実用的なアイテムとして配布できます。
保冷バッグ
食品の保冷・保温に使われる持ち帰り用のバッグとして利用されます。
不織布製の保冷バッグは後入れ印刷が可能で、ブランドアピールに最適です。
お客様が持ち帰った後も、ピクニックや買い物時に便利に使えるため、喜ばれ、お店のイメージアップにもつながります。
■ギフトバッグ
贈答品を包むためのラッピングバッグとしても使用されます。プレゼントの包装として使うことで、見た目を華やかに演出します。
不織布バッグを安く仕入れるポイント
コスト削減の鍵!持ち手の選び方
バッグの持ち手には、「取っ手が付いているもの」と「持ち手部分をくり抜かれたもの」の2種類があります。
一番安く仕入れる方法は「持ち手部分をくり抜かれたもの」です。
理由は、取っ手をつけるよりもくり抜くほうが作るのに手間がかからず、コストを抑えられるためです。
マチの有無でコストダウン
バッグにはマチ付きとマチなしがありますが、マチなしのほうが安く仕入れられます。
同じサイズのバッグでも、マチがないほうが布の面積が少なく済むためです。
また、マチが必要な場合、マチには総マチと折込マチの2種類があります。
折込マチのほうが安く仕入れられます。
理由は、総マチは別の布を縫い合わせる必要がある一方、折込マチは布を折り込んで作るため、手間が少なくコストが低いからです。
最適な素材選びでコスト削減
不織布の重さ(目付)は、一平方メートルあたりの重さで決まります。
ラッピングの森では40g、75g、100gの生地を扱っており、これは一平方メートルあたりの不織布の重さを示しています。
もちろん、40gの生地が一番安いです。
ただし、薄い生地であるため、使用目的によっては適さない場合もあります。
シンプルが一番!部材の選び方
不織布バッグに使用する部材が少ないほど、コストを抑えることができます。
例えば、ファスナーやポケットが付いているバッグはシンプルなデザインのバッグよりも高くなります。
シンプルなデザインのバッグを選ぶことで、コストを削減することができます。
不織布バッグでプロモーション効果を最大化する方法
ブランド力を高めるカスタマイズオプション
■色の選択
既製品から選ぶ場合、決まった色から選ぶことになりますが、自社のブランドカラーに近い色を選択する、または自社のブランドロゴが一番映えるカラーを選択することで、オリジナリティを出すことができます。後入れ印刷の場合、特定の色での印刷も可能です。
■デザインの選択
既製品から選ぶ場合は、決まった形状から選ぶことになりますが、想定する中身や用途を考慮することで最適なデザインを選択できます。
例えば、かさばる荷物を入れたい場合は総マチの形状にする、女性に配布することを想定する場合は肩掛けタイプの持ち手の形状を選択するなどです。
■印刷を入れる
オリジナルデザインを印刷することで、ブランドロゴやメッセージを効果的にアピールできます。印刷方法については次のセクションで詳しく説明します。
魅力的な印刷方法でオリジナリティを際立たせる
不織布バッグに印刷を入れることで、プロモーション効果をさらに高めることができます。
以下の方法を活用して、魅力的なデザインを実現しましょう。
■鮮やかにデザイン!シルクスクリーン印刷
シルクスクリーン印刷は、インクをメッシュを通してバッグに転写する方法です。
この方法は、コストが比較的低く、大量印刷に適しています。鮮やかな色合いと耐久性のある印刷が特徴です。
■繊細なデザインもお任せ!高温転写印刷
高温転写印刷は、デザインを特殊な紙に印刷し、それを高温でバッグに転写する方法です。
この方法は、細かいデザインや多色印刷に適しています。複雑なグラデーションや写真のようなデザインも再現可能です。
■フルカラーなのに白印刷可能!コピー転写
コピー転写は、フルカラーのデザインを高精度で転写する方法です。
フルカラー印刷ながら白色の印刷も可能で、デザインの幅がさらに広がります。
まとめ
不織布バッグは、その軽量さ、耐久性、多用途性から、企業や店舗の運営者にとって非常に便利なアイテムです。
適切なカスタマイズオプションを選ぶことで、ブランド力を高めることができます。
また、さまざまな印刷方法を活用することで、オリジナルデザインを際立たせ、プロモーション効果を最大化することができます。
不織布バッグの選択肢
- 色の選択
- 持ち手の選択
- マチの選択
- 素材(厚み)の選択
- 部材の有無
魅力的な印刷方法
- 鮮やかにデザイン!シルクスクリーン印刷
- 繊細なデザインもお任せ!高温転写印刷
- フルカラー印刷なのに白印刷もできる!コピー転写
これらのポイントを押さえた不織布バッグの選び方を理解することで、コストを抑えつつも効果的なプロモーションが可能となります。
ぜひ、このガイドを活用して、最適な不織布バッグを見つけてください。