最終更新日: 2024年5月27日 by 梅子
贈り物には欠かせないラッピング。
その中でも特にポピュラーなのが、平袋によるラッピングですね。
ここでは平袋を簡単にじゃばら状に折るコツをご紹介します。
目次
ラッピングの際のじゃばらって何?
じゃばらを漢字で書くと「蛇腹」。
ヘビがくねくねと動く様子を彷彿とさせる、山折り谷折り(やまおりたにおり)を繰り返す形状を指します。
ラッピングの際に用いられる「じゃばら」は、特に平袋ラッピングで一般的です。
平袋に中身を詰めた後、口部分を美しく仕上げるために、リボン結びをする前に口を山折りと谷折りする手法を指します。
じゃばらラッピングの仕上がりは?
これからご紹介する方法できれいにじゃばら折りをすると、写真のようにきれいなラッピングが完成します!
この方法をマスターすれば、まるでプロがラッピングしたような仕上がりになります。
仕事柄、ラッピングに携わることが多い私ですが、特に平袋をラッピングする際は、蝶々結びの美しさに加えて、じゃばらの仕上がりが重要です。
じゃばらの美しさが平袋の仕上がりに大きく影響するからです。
じゃばらを上手に作れないと、仕上がりが少々残念になってしまいます…
平袋をじゃばらに折るメリットとは?
平袋をラッピングする際に、なんとなくリボン結びをするよりも、口部をじゃばらに折ると、ラッピングの見栄えが格段に向上します。
口部分が立体的に仕上がり、ラッピング全体に華やかさを添えます。
さらに、等間隔でじゃばらが折れていると、整然とした印象を与え、高級感を演出することができます。
じゃばら折りは、平袋ラッピングをワンランク上のラッピングに仕上げるテクニックです。
ぜひマスターして、大切な人へのプレゼントをより特別なものにしましょう。
じゃばらラッピングの方法
1)まず本体を半分に折ります。
2)横から見るとこんな風に。しっかり半分になってますね。
3)そこから生地端から中央に向かって2~3回折る感じでぺきぺき。
4)反対側も生地端を中央部分に向かってぺきぺき。
5)両方折りたためたら首根っこをリボンでキュッと結びます
6)リボン結びをすればラッピングの完成です(^▽^)/
このリボン結びもなかなか難しいのですが、リボン結びまで解説したページもありますので、あわせて読んでみてください。
じゃばらラッピングに適した素材は?
じゃばらラッピングは、じゃばらを美しく見せるという観点であれば、やわらかい素材がおすすめです。
やわらかい素材は、じゃばら折りがきれいに仕上がり、見た目も美しいラッピングに仕上がります。具体的には、以下の素材がおすすめです。
不織布製の平袋
通気性に優れた不織布素材は、シワになりにくいのが特長。
そのため、山折り谷折りでじゃばらを折っても跡がつきにくいので、ふんわりとした優しい印象のラッピングが完成します。
ポリエステル製の平袋
しなやかな手触りで、しわになりにくいポリエステルは、安価に手に入るのがメリット。
100円ショップなどでも気軽に購入することができます。
そのため、山折り谷折りでじゃばらを折っても跡がつきにくいので、モダンな印象のラッピングが完成します。
OPP製の平袋
正式名称「オリエンテッドポリプロピレン Oriented Polypropylene(二軸延伸ポリプロピレン)」を略してOPPと呼ばれています。
透明性に優れ、パリパリした質感です。
安価で手に入り、100円ショップなどでも気軽に購入することができます。
ポリエステル製の平袋や不織布製の平袋と比べてじゃっかん跡がつきやすいので、注意してじゃばらを作りましょう。
不織布製の平袋「ソフトバッグシリーズ」は、ラッピングの森でも人気の製品。(自社商品しか画像が付けられなくてごめんなさい…)
しわになりにくくラッピングアレンジもしやすいので、ラッピングの森としては取り扱いのある不織布製の平袋をおすすめします(笑)
じゃばらラッピングのアイデア集
ラッピングをより楽しく個性的に演出したい方へ。
こちらでは、じゃばらラッピングのアイデアをご紹介します。贈り物を包む際に、普通のラッピングよりも一段上の華やかさや工夫を求める方にぴったりのアレンジ方法をご覧ください。
ラッピングタグを付ける
季節を演出するタグや、商品の紹介をしたタグなどを付けることで、オリジナリティの高いラッピングになります。またメッセージや送り主の名前を添えることで、贈り物に温かみや個性を添えることができます。
掛け紙を付ける
掛け紙風ラッピング「オビーノ」は、不織布製の掛け紙で、じゃばらに折り込めるタイプの掛け紙です。簡単に取り付けられるのが特長。
じゃばらラッピングの可愛さをそのまま活かした、立体感のある華やかで可愛らしいラッピングになります。
ピンキング加工
不織布製やOPPなど、ほつれない平袋であれば、上部をピンキングハサミでカットすることが可能です。
ラッピングした後に、上部の生地をピンキングハサミなどで切ると、なみなみの形が可愛らしいラッピングになります。ピンキング加工は、ラッピングに華やかさ、遊び心、手作り感をプラスすることができます。
本体とリボンの色を工夫する
色の組み合わせを工夫するだけで、季節やイベントの演出が可能です。
写真では赤と緑の組み合わせで、クリスマスっぽく仕上げています。
このページで紹介した商品
ソフトバッグベーシック S4サイズ
大人気のソフトバッグシリーズは、国産の平袋シリーズ。中でもS4サイズは一番人気で、マドレーヌが4個入るため、お菓子のアソートやプチギフトにぴったりです。
オビーノFP 水彩朝顔柄 10枚入~
掛け紙のように巻いたり、リボンのように結んだり、シンプルなラッピングアイテムと自由に組み合わせて、季節の演出にぴったり。