最終更新日: 2025年4月24日 by 梅子

「不織布にシールを貼っても、すぐ剥がれてしまう…」
ラッピングや梱包で、こんなお悩みを抱えたことはありませんか?
実はこれ、不織布の素材特性が原因です。
この記事では、なぜシールがつきにくいのか、どうしたら上手に貼れるのか、そしておすすめのラッピング方法や袋の選び方をご紹介します。
目次
💡 なぜ不織布にシールがつかないの?
不織布にシールがつかない主な理由は、以下の2つです:
- 表面にエンボス(凹凸加工)があるため、接着面が確保しづらい
- シールと不織布の「しなやかさ」に差があり、時間とともに剥がれやすくなる
とくにポリプロピレン製の不織布は、ラッピングや包装によく使われますが、このエンボスの影響でシールがしっかり貼りつかないことがあります。

シールが貼れる不織布もある?素材で選ぶラッピング袋
実は素材によってはシールやテープがしっかり貼れる不織布もあります。
とくにおすすめなのが、ラッピングの森のポリエステル製の不織布です。
表面がなめらかでエンボス加工が少なく、一般的なシールや両面テープでも密着しやすい素材です。


36色で展開中の「ソフトバッグ彩シリーズ」なら、お目当ての色が見つりそう。
ただし受注生産品ですので、ご注文の際にはお気を付けください。


またこの素材は、写真やグラデーションを含むデザインにも対応できるフルカラー印刷が可能。ノベルティ・ブランド袋などでデザイン性を重視する方に特におすすめです。


「貼れる素材を知っておくこと」は、ラッピングの失敗を防ぎ、見た目や実用性にもつながる重要なポイントです。目的や使い方に合わせて、最適な素材を選びましょう。
シールが使えないときは?きれいに仕上がる代替ラッピング方法
「どうしてもシールがつかない…」そんなときも大丈夫。
不織布袋はシールに頼らずに仕上げられるラッピング方法がたくさんあります。
たとえばリボン付き袋なら、テープやシールを使わずに袋を結ぶだけで完成します!

この2穴リボン巾着、あらかじめリボンがセットされています。


中身を入れたら、ループになっている側に、もう片方のリボンを通します。
そのリボンをひらいてリボン結びをすれば完成!
また、タイ止め・留め具・シール風アクセなどの「口留めアクセサリー」もおすすめです。
使い捨て感がなく、販促ノベルティや店舗ラッピングにもぴったりです。

さらに、両面テープを活用すれば、ポリプロピレン不織布でも仮止めや短期使用が可能です。
布用の両面テープは柔らかく、不織布の凹凸になじみやすい特徴があります。
とくに「布タイプの両面テープ」がおすすめです。


なお、不織布(PP素材)は熱によって口を接着できる特性があります。
簡易シーラーを使えば、確実な口止めが可能です。


店舗ラッピングや販促で使うなら?不織布素材選びの注意点
展示会や販促用に不織布袋を使う場合、「シールが貼れるか」「見た目が整うか」といったラッピングの仕上がりだけでなく、名入れ印刷の可否も重要なポイントです。
たとえば、ブランドシールを貼りたいならポリエステル不織布がおすすめ。
表面がなめらかでシールも貼れ、フルカラー印刷にも対応しているため、店舗ラッピングや販促にぴったりです。

シンプルな配布用やコスト重視ならポリプロピレン製の袋でもOK。両面テープやアクセサリーで対応できます。


さらに、企業名やロゴを印刷すれば、袋そのものが販促ツールとして機能します。
用途や見せ方に合わせて、素材と印刷方法を選びましょう。
まとめ|ラッピングも販促も「素材選び」で変わります
「不織布にシールが貼れない…」というお悩みは、素材を選ぶことで解決できます。
貼れる素材を選ぶか、テープ不要のラッピング方法を取り入れることで、見た目も実用性もぐっと高まります。
とくに店舗や販促のシーンでは、印刷のしやすさや名入れ対応の可否も大切なポイント。
用途や仕上がりのイメージに合わせて、素材・封の方法・印刷内容を選びましょう。
今回ご紹介した貼れる素材や便利なラッピング袋は、以下からご覧いただけます。