素材の選び方と特徴|不織布製品専門店が徹底解説
ラッピングの森では、取り扱い商品の素材を詳しくご紹介しています。
不織布はもちろん、透明フィルムや厚紙など、幅広い素材を取り揃えています。
写真付きでわかりやすく解説しているので、商品選びの際にぜひご参考ください。
ポリプロピレン不織布について
ポリプロピレン不織布は、ポリプロピレンを原材料にした不織布のことです。ラッピングの森で取り扱っている商品の多くは、このポリプロピレン不織布を使用しています。
ラッピングの森のポリプロピレン不織布の特長
- 加工がしやすい:融点が160℃前後で、非常に高温でも低温でもないため、加工がしやすい素材です。
- コストパフォーマンスが高い:ポリプロピレン不織布は、他の素材に比べて安価で仕入れることができるため、製品をリーズナブルに仕入れられます。
- 印刷適性はやや低い:油をはじく特性があるため、紙などの素材よりやや劣りますが、当店オリジナルの技術で美しい仕上がりを実現しています。
- 耐久性が高い:「長繊維不織布」を使用しているため、短い繊維を使った不織布に比べて裂けにくく、丈夫です。
不織布の製造方法などは詳しくはブログで解説していますので、ご参考ください。
ポリプロピレン不織布の厚みについて
当店のポリプロピレン不織布は、用途に応じて「厚タイプ」や「薄タイプ」など、さまざまな厚みをご用意しています。
厚みは一平方センチメートルあたりのグラム数で決まります。ここでは、用途に合わせた厚みの選び方を解説します。
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ポリプロピレン不織布 厚み:100g
当店で取り扱う不織布の中で最も厚手のタイプです。しっかりとした手触りで、中身がほとんど透けないのが特長です。
メイン商材:ベーシックトート 厚タイプ
※100gの生地厚の製品はベーシックトート 厚タイプのみ
ポリプロピレン不織布 厚み:75g
当店の不織布の中で、最もスタンダードなタイプです。ラッピング資材に適した、使いやすい厚みが特長です。
メイン商材:不織布バッグ、ラッピング資材
※2種類の生地厚で展開している商品は、不織布バッグでは「普通タイプ」と表記しています。ラッピング資材では、「厚タイプ」と表記しています。
ポリプロピレン不織布 厚み:40g
不織布バッグやラッピング資材に使用している不織布の中で、最も薄手のタイプ。価格は安価ですが、透け感があります。
メイン商材:アドバッグ薄タイプ、ラッピング資材、洋服カバー
※2種類の生地厚で展開している商品は、不織布バッグ・ラッピング資材ともに「薄タイプ」と表記しています。
ポリプロピレン不織布 厚み:30g
ポリプロピレン不織布 厚み:23g
不織布製の平袋や国産洋服カバーの主素材です。静電防止剤を含み、静電気の発生を抑える機能があります。
メイン商材:不織布製平袋 厚タイプ
※不織布製平袋では、「厚タイプ」と表記しています。
ポリプロピレン不織布 厚み:20g
アパレル資材に使用されている不織布です。リーズナブルながら、中身をホコリや汚れからしっかり守る、丈夫な生地です。
メイン商材:不織布製平袋 普通タイプ
※不織布製平袋では、「普通タイプ」と表記しています。
ポリプロピレン不織布 厚み:12g
アパレル資材に使用される薄手の不織布です。ホコリをしっかり防ぎますが、印刷には対応していません。
メイン商材:不織布製平袋 薄タイプ
※不織布製平袋では、「薄タイプ」と表記しています。
保冷バッグに使用している生地について
当店の保冷バッグは、ポリプロピレン不織布に加工を施した素材を主素材としています。こちらのセクションでは、その加工素材の解説をします。
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一層構造生地
三層構造生地
中綿をアルミ蒸着フィルムと不織布で挟んだスタンダードな生地で、当店の保冷バッグに多く使用されています。
メイン商材:カラークール ベーシック、カラークール トート、カラークール スクエア
三層構造生地(アルミ)
四層構造生地
ポリエステル不織布について
ポリエステル不織布は、ポリエステルを原材料とした不織布です。ラッピングの森では、フルカラー印刷専用製品や季節限定ラッピング資材に使用しています。
ラッピングの森のポリエステル不織布の特長
- 昇華印刷対応:融点が約260℃と高いため、高温加工が必要な昇華印刷に適しています。フルカラーで美しい仕上がりが可能です。
- しなやかな手触り:エンボス加工がなく、滑らかで柔らかな手触りが特徴。高級感と特別感を演出します。
- コストパフォーマンスが高い:ポリエステル不織布は、他の素材に比べて安価で仕入れることができるため、製品をリーズナブルに仕入れられます。
- 印刷適性が高い:油と馴染む親油性があるため、印刷ののりが非常によく、美しい印刷が可能です。
メイン商材:季節限定ラッピング資材、フルカラー印刷商品
その他の主素材について
不織布以外にも主素材として使用している生地をご紹介します。不織布と組み合わせ、さまざまな製品に活用されています。
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オーガンジー生地
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PEVA生地
主にテーラーバッグの素材に使われる合成樹脂製の生地です。水を弾きやすく、柔らかく弾力があり、非常に丈夫です。
ブログでも解説しています。
メイン商材:テーラーバッグシリーズ
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PPフィルム
副資材について
紐やリボンなど、副資材の素材もご紹介します。巾着の紐や不織布バッグのホックなど、詳しくはこちらをご覧ください。
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PP(ポリプロピレン)ロープ・ナイロン紐
手前がナイロン紐、奥がPPロープです。どちらも巾着袋の紐として使われ、柔らかく光沢があります。
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サテンリボン
リボン素材にはサテンリボンを使用しています。エッジにスティッチ風のエンボスが施されており、高級感を演出します。
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プラホック
プラスチック製のスナップホックです。白と黒の2色があり、本体のカラーに合わせて選ばれています。
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アクリルロープ
PPロープやナイロン紐よりも柔らかく、マットな質感が特徴です。アパレル資材の巾着に使用されています。
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ファスナー
ポリエステル製のファスナーを使用しており、主に不織布バッグや洋服カバーに使われています。
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厚紙
不織布バッグやラッピング資材の底板として、広く使用されています。厚みは製品によって異なります。
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ビニチャック
ワンタッチで口を閉じられるビニールチャックです。チャックシールシリーズに使用されています。