最終更新日: 2024年8月16日 by 梅子
夏の暑い時期や、暖房の効いた冬には、食品や菓子の持ち帰りに保冷バッグは必需品です。
しかし、自社の商品に最適な保冷バッグがどれか、どのような種類があるのか悩むことも多いでしょう。
この記事では、不織布製品専門店のラッピングの森のラインナップから、最適な保冷バッグを選ぶ方法をご紹介します。
目次
保冷バッグの保冷力を検証
実験でわかる保冷力の差
保冷バッグの保冷力を確認するために、メーカーが公開している実験結果をご紹介します。
ここでは「保冷平袋」を使用した実験結果を示します。
実験方法:
- 5℃の水を入れた350mlのペットボトルを2本用意。
- 1本は保冷バッグの中に、1本は無梱包で35℃の環境下に設置。
- 3時間後の温度変化を測定。
実験結果:
- 保冷バッグ内のペットボトルと無梱包のペットボトルでは、水温の上昇に約5℃の差が見られました。
- 保冷バッグに入れることで、外気からの熱を遮断し、保冷力が確保されます。
ラッピングの森の社内でも同様の実験を行いました。
使用したのはカラークールキルトバッグです。
結果は、カラークールキルトバッグに入れたペットボトルと無梱包のペットボトルでは、約4℃の差がありました!
保冷バッグに入れたほうが低い温度を保つことができました。3時間続けて測定するのは大変でしたが、結果には満足しています。
保冷剤の効果的な活用
保冷剤を活用することで、保冷バッグの保冷力をさらに向上させることができます。
以下のポイントを参考にしてください。
- 保冷剤の役割: 保冷剤は水やジェル状の冷たいもので、食品や飲み物を冷たい状態に保つために使用されます。保冷剤が周りの熱を吸収し、バッグの中の温度を外の温度より低く保ちます。
- 保冷剤の効果: 保冷剤を使用することで、保冷バッグの内部温度をさらに下げ、食品や飲み物を長時間冷たいまま保つことができます。
- 使用方法: 保冷剤を均等に配置し、バッグ内の全体的な冷却効果を高めるようにしましょう。
上記の図表に示されているように、無梱包の状態と保冷平袋に入れた状態では、水温の上昇に約5℃の差が見られます。
保冷剤を使用することで、さらに効果的に食品や飲み物の温度を保つことができます。
保冷バッグの持ち歩き時間の目安は?
保冷バッグの持ち歩き時間は、外気温、食品の種類、保冷剤の量に大きく依存します。
一般的には、1時間~2時間程度が目安となりますが、保冷剤を追加することでさらに延長することも可能です。
外気温が大きく影響する
保冷バッグの持ち歩き時間は、外気温に大きく影響されます。
特に真夏の暑い時期には、バッグの中に入れている食品がどのくらいの時間で温まってしまうのかが気になるところです。
前項の実験では、外気温35℃の環境下で、1時間程度は安心して持ち歩ける結果が得られました。
食品の種類と保冷剤の活用によっても変わる
持ち歩く食品の種類や保冷剤の量によっても持ち歩き時間は変わってきます。
例えば、凍ったアイスクリームや冷たい飲み物を保冷バッグに入れた場合、保冷剤を追加することで持ち歩き時間を延長することが可能です。
保冷剤が多ければ多いほど、低温を保てる時間は長くなりますが、持ち運びの重さにも影響するため、バランスを考えることが大切です。
保冷バッグの選び方ガイド
商品の安定性を保つためのマチの選び方
保冷バッグのマチの深さは、中に入れる商品の安定性に直結します。
以下のポイントを参考に、使用目的に応じたマチの深さを選びましょう。
■深いマチ
- 用途:お弁当やケーキなどのひっくり返ってほしくない商品
- メリット:中身が安定しやすく、安心して運べる
■浅いマチ
- 用途:瓶詰菓子や畜産加工品、漬物など
- メリット:マチが浅い方が安価に仕入れられる
持ち運びやすさを考えた持ち手の選び方
保冷バッグの持ち手の形状は、持ち運びの快適さに影響します。
以下のポイントを参考に、適切な持ち手を選びましょう。
■通常の持ち手付き
- 用途:重量のある商品や長時間の持ち運び
- メリット:手に食い込みにくく、安定して持てる
■持ち手くりぬき型(小判抜き)
- 用途:軽量の食品やギフト
- メリット:見た目がスッキリし、また安価に仕入れられる
使用目的に合わせた選び方
■お弁当やケーキ類
- 選び方:深いマチの保冷バッグを選ぶことで、中身の安定性を確保できます。
- 理由:商品がひっくり返らないようにするため。顧客への配送やイベントでの使用に適しています。
- おすすめ商品:カラークールベーシック、カラークールキルトバッグ
瓶詰菓子や畜産加工品、漬物:
- 選び方:浅いマチの保冷バッグを選ぶと特定の形状にフィットしやすい。
- 理由:特定の形状にフィットし、安価に仕入れられるため。店舗での販売やサンプル配布に便利です。
- おすすめ商品:カラークールチャックシールトート
軽量の食品やギフト:
- 選び方:持ち手くりぬき型(小判抜き)の保冷バッグを選ぶ。
- 理由:軽いものをスッキリと持ち運べる。ノベルティや販促品として使用するのに適しています。
- おすすめ商品:カラークールチャックシール小判抜き
ロールケーキ:
- 選び方:細長い形状の保冷バッグを選ぶことで、ロールケーキを安定して運べます。
- 理由:ロールケーキに最適な形状。
- おすすめ商品:カラークールスクエア
チョコレートなどの菓子や、チーズなどの食品:
- 選び方:マチは浅くも深くもない、標準的なサイズが便利です。
- 理由:中に入れるもののサイズに合ったマチが必要で、見た目もおしゃれに持ち歩けます。
- おすすめ商品:カラークールトート
最も安価に仕入れる方法:
- 選び方:保冷平袋を使用することでコストを抑えられます。
- 理由:保冷平袋は保冷バッグに比べて安価で、大量に仕入れる場合に特に効果的です。
- おすすめ商品:保冷平袋
実際にお弁当箱を入れてみた結果は?
保冷バッグにお弁当箱を入れてみて、どのサイズが最適かを検証しました。
■のり巻きや和菓子などに使用するサイズ
- 弁当箱サイズ:226W x 96H x 44D mm
- 商品:カラークールスクエア, カラークールチャックシールトート小, カラークールチャックシール小判抜き小, カラークールチャックシールトート大
■鮨詰め用などに使用するサイズ:
- 弁当箱サイズ:197W × 121H × 45D mm
- 商品:カラークールトート小
■お弁当(小)やお惣菜などに使用するサイズ
- 弁当箱サイズ:215W x 148H x 53D mm
- 商品:カラークールキルトバッグ小, カラークールベーシック小, カラークールトート中
■弁当箱サイズ
- 弁当箱サイズ:233.5W x 200.5H x 141D mm
- 商品:カラークールキルトバッグ中, カラークールトート大
■弁当箱 大盛サイズ
- 弁当箱サイズ:265W x 200H x 55D mm
- 商品:カラークールキルトバッグ大
まとめ
保冷バッグの選び方ガイドでは、商品の安定性を保つためのマチの選び方、持ち運びやすさを考えた持ち手の選び方、使用目的に合わせた選び方、実際にお弁当箱を入れてみた結果について詳しく解説しました。
これらのポイントを押さえて、最適な保冷バッグや保冷平袋を選び、効率的に商品を運びましょう。